運動でダイエットを行うための方法

運動にには有酸素運動、ランニング、無酸素運動、筋トレなどさまざまなやり方があります。運動方法による違いでどんなダイエット効果が得られ、体が変化していくのかなどの疑問点を一つずつ考えていきましょう。

運動でダイエットすることのメリット

運動でダイエットした場合、大きなメリットが二つあります。

一つは筋肉が付くことにより、基礎代謝の向上が望めることです。基礎代謝が向上するということは毎日消費されるカロリーが増えることであり、消費カロリーが増えれば脂肪も減りやすく、ダイエットの助けとなります。

二つ目は体形の改善です。ダイエットをするときに運動を取り入れることで筋肉で脂肪が引き締まり、部分的に細く見せることが可能になり、理想の体形に近づけることができます。食事制限のみでダイエットをした場合、ダイエットに成功して目標体重は達成したけれども二の腕や太股、おなか周りが何だか少し太いままな気がする。など、運動して筋肉が付いている場合と付いていない場合とで体つきが違ってきます。

これらの他にも日ごろの運動の不足を解消し、より健康的な体作りができるなどのメリットもあります。

有酸素運動と無酸素運動の違いとは

運動は有酸素運動と無酸素運動の二種類に分けられます。酸素を多く取り入れながら長時間に渡って行うことのできる軽~中度の負荷をかけた運動を有酸素運動。無酸素運動は酸素を使わないという意味ではなく、強い負荷をかけて瞬発的に行う酸素が吸いずらく息切れしやすいような運動の事を言います。

例として有酸素運動はウォーキング、ジョギング、サイクリングなど。無酸素運動は筋力トレーニングや短距離走などがあります。

運動で、糖、脂、体脂肪などのエネルギーが消費されますが運動をする際、一番最初に使われ始めるのが血中の糖質、そこから脂質、最後に体脂肪の順に使われるエネルギーの比率が上がっていきます。なので、有酸素運動は20分以上続けると効率的に体脂肪を燃焼させることができると言われます。

無酸素運動は筋力が鍛えられ、基礎代謝を向上させることができます。無酸素運動は運動の負荷が高く長時間の運動を続けることが難しいですが、短時間でも使われるエネルギーの比率が違うだけで、きちんと体脂肪も消費されます。

有酸素運動と無酸素運動のどちらもダイエットには効果があります。体の脂肪を燃焼を優先させたい方は有酸素運動。筋肉を付け体を引き締めたい方や、基礎代謝を向上させたい方は無酸素運動など自分の目的に合わせて運動を行うとより効率的です。

どんな運動方法があるの?

運動でダイエットをするといってもさまざまな運動があります。どれを選ぶか悩ましいですが、一番大切なのはその運動が継続できるかどうかです。しっかりと継続できる運動を選ぶことが運動でダイエットを成功させるヒケツです。

代表的な有酸素運動

ランニング(ウォーキング・ジョギング)

ランニングは男女ともに幅広く親しまれるダイエット方法です。特別な道具も必要なく、今すぐにでも始める事ができるのも強みです。片方の足が常に地面に接地しているくらいの速度が、ウォーキング。両足が一瞬でも地面から離れるくらいがジョギング。ジョギングをスピードアップさせたようなものをランニングといいます。

エアロビクス

エアロビクスは日本では主にエアロビクスダンスの事を指します。エアロビクスダンスとは音楽に合わせてストレッチをしたりステップを踏んだりしながらダンス形式で行う有酸素運動のことです。

代表的な無酸素運動

筋トレ

筋トレを行うことで筋肉に強い負荷がかかり、筋肉に傷がつきます。その負荷に耐えられるように体が今より強い筋肉を作ろうとすることで筋肉の量が増強します。筋肉の量が増えることで基礎代謝も向上し、ダイエットに有利に働きます。

部分ヤセは可能?筋肉による脂肪の引き締め効果とは

ダイエットをして体重は減っているんだけど何だかバランスが悪い。おなかや太ももが気になるといったことがありませんか。実は、体がやせていく順番といったものがあるのです。

一番初めに痩せていくのは肝臓付近などにある内臓脂肪、そして手首・足首、腕、ふくらはぎなどの体の先端から体の中心に向かって肩、太もも、胸、顔、そしてさらにおなか、お尻、腰といったような順番で痩せていきます。おなかや顔、太ももなどの気になる場所ほど後の方で痩せるようですね。

本題の部分ヤセは可能かについてですが、部分的な脂肪を狙って落とすのは難しいというのが結論です。しかし、部分的に筋肉を鍛えることで狙った場所の脂肪が筋肉によって引き締める部分ヤセに近いことが可能です。

運動でダイエットをする場合の注意点

筋肉は脂肪より重く、見た目は同じような体形の二人を比べた場合、実際に体形はやや痩せていても筋肉量が多く、体重は上ということもありえます。体重〇〇kgという目標を絶対視して体重を減らすことに固執してしまい、痩せすぎて体調を崩してしまう。といったことがないように最後は自分の体形と向き合いながらダイエットを完了するか考えていきましょう。

もう一つは食事制限です。多くの量を食べて太ってしまっている場合、運動のみでダイエットをしようとすれば相当な運動量が必要です。食事量を見直し、適切な食事をとることを考えましょう。運動も食事制限も両方行うことでより効率のいいダイエットを行うことができます。

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